根管治療医療広告ガイドライン違反について 熊谷市桶川市根管治療マイクロスコープ坂詰歯科
- 根管治療
医療広告ガイドラインを無視する歯科医院
あなたの身近にもそんざいするかもしれない、、、
一見素敵なホームぺージ
― 根管治療を受ける前に、ホームページを確認してください
根管治療を受ける歯科医院を探すとき、多くの患者さんがホームページを見ると思います。
「マイクロスコープを使用した根管治療」
「精密根管治療」
「歯を残すための高度な治療」
このような言葉を見ると、「ここなら良い根管治療を受けられるかもしれない」と期待するのは当然です。
しかし、私は治療技術を見る前に、まず確認していただきたいことがあります。
それは、
その歯科医院が、医療広告のルールをきちんと守っているか。
ということです。
医療広告には、守らなければならないルールがあります
少し強い例えをします。
他業種でいえば、白タクや偽ブランド品の販売を考えてみてください。
利用する人にとって、一時的には「安い」「便利」といったメリットがあるかもしれません。
しかし、だからといって決められたルールを無視してよいことにはなりません。
もちろん、医療広告のルール違反と白タクや偽ブランド品の販売を法律上同じものとして扱うことはできません。
ここで私がお伝えしたいのは、
「患者さんにとってメリットがありそうに見えること」と、「医療機関として守るべきルールを守っていること」は、まったく別の問題だということです。
どれだけ「精密治療」を宣伝していても、その入口となる広告で患者さんに必要な情報を十分に伝えていないのであれば、私は慎重に考えるべきだと思います。
そして実は、その姿勢はホームページからある程度見抜くことができます。
今回は、その確認方法をお話しします。
チェック①
保険診療だと思って受診したら、実は自由診療だった
まず注意していただきたいのが、このパターンです。
ホームページには、
「マイクロスコープによる精密根管治療」
「高度な根管治療」
などと大きく書かれている。
ところが、患者さんが読んでも、その治療が保険診療なのか自由診療なのかよく分からない。
そのため、
「マイクロスコープを使った根管治療を保険で受けられるんだ」
と思って受診した。
ところが医院に行って説明を受けると、
「この根管治療は自由診療です」
と言われる。
このような場合は、一度立ち止まってください。
もちろん、自由診療の根管治療そのものが悪いわけではありません。
当院でも自由診療の根管治療を行っています。
問題は、患者さんが受診前に適切な判断をするために必要な情報が、きちんと提示されているかどうかです。
自由診療について広告する場合には、医療広告のルール上、治療内容だけを魅力的に伝えればよいわけではありません。
自由診療に関する必要な情報を適切に掲載することが求められています。
ですから、
「マイクロスコープ」「精密根管治療」だけを大きく宣伝し、患者さんが保険診療と誤認しかねないような見せ方をして、来院してから自由診療だと説明する。
このような広告には、私は十分注意した方がよいと考えています。
チェック②
自由診療なのに「いくらかかるのか」が書いていない
こちらは非常に分かりやすいチェックポイントです。
ホームページに、
「自由診療の精密根管治療を行っています」
と書いてある。
ところが、
金額が分からない。
これは要注意です。
自由診療について広告する際には、通常必要となる治療内容だけではなく、標準的な費用についても適切に情報提供することが求められています。
「マイクロスコープを使用します」
「CTを使用します」
「精密な治療を行います」
「歯を残すことを目指します」
メリットはたくさん書いてある。
ところが、
「結局、この治療はいくらなのですか?」
という患者さんにとって非常に重要な情報がない。
これでは患者さんは、受診前に治療を十分に比較・検討することができません。
自由診療の治療を広告しているのであれば、
「料金については来院してから説明します」ではなく、患者さんが受診する前に標準的な費用を確認できるか。
ここをぜひ確認してください。
実は「金額」だけではありません
もう一歩踏み込んでホームページを見てみましょう。
自由診療の根管治療を広告する場合、患者さんが確認してほしいのは費用だけではありません。
① どのような治療を行うのか
② 通常どのくらいの治療期間・回数が必要なのか
③ 標準的な費用はいくらなのか
④ どのような主なリスク・副作用があるのか
こうした情報がきちんと掲載されているか確認してください。
「良いことばかり書いてあって、患者さんにとって不都合な情報が書かれていない」
のであれば、少なくとも一度立ち止まってホームページをよく確認した方がよいでしょう。
「マイクロスコープがある」だけでは判断できません
これは私自身がマイクロスコープを使用して根管治療を行っているからこそ、強くお伝えしたいことです。
マイクロスコープがあることと、信頼できる歯科医院であることは同じではありません。
最新のCTがある。
マイクロスコープがある。
高価な治療器具がある。
もちろん、設備は大切です。
しかし、それ以前に、
患者さんに正確な情報を伝えているか。
費用を隠していないか。
メリットだけでなくリスクも説明しているか。
医療機関として守るべきルールを守っているか。
私は、こちらの方がはるかに大切だと思っています。
こんなホームページは一度立ち止まってください
根管治療を受ける医院を探している患者さんは、ホームページで次の点を確認してみてください。
「精密根管治療」と書いてあるのに、保険診療なのか自由診療なのか分かりにくい。
自由診療の根管治療なのに、標準的な費用が確認できない。
治療期間や治療回数が分からない。
メリットばかり書かれていて、主なリスクや副作用について十分な説明がない。
このようなホームページを見つけたからといって、私たちがその場で個別の医院について「違法な歯科医院だ」と断定することはできません。
広告全体の内容を確認したうえで、行政が判断することだからです。
しかし、少なくとも患者さんが医院を選ぶ際の重要な注意材料にはなると思います。
本当に問題があると思ったら、行政に相談できます
「これは医療広告として問題があるのではないか」
と思った場合、患者さん自身で抱え込む必要はありません。
厚生労働省では、医療機関のウェブサイトについて情報提供を受け付ける「医療機関ネットパトロール」を設けています。
また、医療広告については、その医療機関を所管する都道府県、保健所設置市、特別区などの自治体の相談窓口に相談する方法もあります。
つまり、患者さん自身が違反かどうかを最終判断する必要はありません。
「この広告、おかしくないですか?」
と疑問を感じたら、行政に情報提供し、判断を委ねればよいのです。
良い根管治療は、治療を始める前から始まっています
根管治療は、歯の将来を左右する非常に重要な治療です。
だからこそ私は、
「治療技術だけではなく、治療前の情報提供も医療の質の一部である」
と考えています。
自由診療なら、患者さんにそれが分かるように説明する。
費用を明確にする。
治療期間・回数を説明する。
メリットだけではなく、主なリスクについても説明する。
そして患者さんが十分な情報を得たうえで、
「私はこの治療を受けたい」
と自分自身で選択できる環境をつくる。
それが医療機関として大切な姿勢ではないでしょうか。
根管治療を受ける歯科医院を選ぶとき、
「マイクロスコープがあるか」だけを見ないでください。
その医院が、
「患者さんに不都合な情報まで、正直に公開しているか」
そこまでホームページを見てください。
私はそれも、より良い根管治療を受けるための大切な医院選びの一つだと考えています。









