精密根管治療がインプラントを減らす可能性 埼玉県熊谷市行田市坂詰歯科
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「この歯はもう抜歯して、インプラントにしましょう」
そう言われたとき、本当にすぐに歯を抜くしかないのでしょうか。
当院でもインプラント治療は行っています。インプラントは、失ってしまった歯の機能を回復するための非常に優れた治療方法です。
一方で、私たちはもう一つ大切にしていることがあります。
それは、
「インプラントになる前に、自分の歯を残せる可能性をもう一度考える」
ということです。
自分の歯を残すための「精密根管治療」
歯の根の病気が原因で抜歯を勧められた場合でも、すべての歯が本当に保存不可能とは限りません。
CTによる診断、マイクロスコープによる拡大視野、ラバーダム防湿、そして根管内部の複雑な形態を考慮した精密な根管治療を行うことで、残せる可能性が見つかる場合があります。
もちろん、すべての歯を残せるわけではありません。
歯根破折、重度の歯周病、残っている歯質が極端に少ない場合など、無理に残すことが患者さんの利益にならないケースもあります。
だからこそ重要なのは、抜歯する前に「本当に根管治療で残せないのか」を適切に診査・診断することだと考えています。
インプラントは素晴らしい。しかし、一生ものとは限りません
インプラントには高い長期生存率が報告されており、現在の歯科医療に欠かすことのできない治療方法の一つです。
私自身も、必要な患者さんにはインプラント治療を行っています。
しかし、インプラントも人工物です。
長期間使用する中では、インプラント周囲の炎症や、被せ物・ネジなどのトラブルが起こる可能性があります。
そして何より、一度抜いた自分の歯は、元に戻すことができません。
だから私は、残せる可能性のある歯を早期に抜いてインプラントへ置き換えるのではなく、まず天然歯を残す可能性を検討することに大きな意味があると考えています。
私が目指すのは「インプラントをしない治療」ではありません
私が目指しているのは、インプラントをゼロにすることではありません。
インプラントが本当に必要になるまで、自分の歯をできるだけ長く使うこと。
これが重要です。
精密根管治療によって自分の歯を5年、10年、さらに長く使うことができれば、その期間はインプラントを必要とせずに生活できる可能性があります。
そして、それぞれの歯でこの期間を積み重ねていくことができれば、生涯で必要となるインプラント治療の本数そのものを減らせる可能性もあります。
つまり、
精密根管治療は、目の前の一本の歯を残すだけの治療ではありません。
将来のインプラント治療を少しでも先延ばしし、生涯で必要となる大きな治療を減らしていくための治療でもある。
私はそのように考えています。
「抜歯と言われた」そのときに、一度考えてほしい
抜歯が必要な歯を、無理に残すことが良い治療とは限りません。
一方で、根管治療によってまだ残せる可能性がある歯を、十分に検討しないまま抜いてしまうことも避けたい。
だからこそ、
「抜歯と言われたけれど、本当に残せないのか?」
その疑問がある方には、抜歯を決断する前に一度、精密な診査・診断を受けていただきたいと思っています。
残せる歯なら、できるだけ残す。
残すことが難しくなったときには、インプラントという優れた治療方法を適切に選択する。
天然歯とインプラントを対立させるのではなく、それぞれを適切なタイミングで使い分ける。
それが、患者さんの10年、20年先を考えた歯科治療ではないでしょうか。
一本を残すことが、未来の治療を減らすかもしれない
当院が精密根管治療に力を入れている理由は、単に難しい根管を治療したいからではありません。
一本の歯を残す。
その歯を少しでも長く使う。
インプラントになる時期を少しでも先へ延ばす。
入れ歯になる時期を少しでも先へ延ばす。
そして、将来必要となる大きな歯科治療を少しでも減らしていく。
その積み重ねが、「自分の歯で食べられる時間」を延ばすことにつながると、私たちは考えています。
精密根管治療が、将来必要となるインプラントを一つでも減らすことにつながるかもしれない。
その可能性を大切にしながら、私たちは一本一本の歯と向き合っています。
いつまでも笑顔で食べるために。
それが、当院が精密根管治療に取り組む理由です。









